「あ!」と「え?」について

 

私が時々、職員を呼んで「例の件どうなっている?」と確認することがある。

それぞれの職員に割り振って担当させたものの、ふと「そういえばあの案件、どうなっていたかな?」と思い当たることがあるからである。

 

で、そう聞いた時の仕事が進んでいないとき、必ずどちらかの反応が返ってくることになる。

 

それは「あ!」「え?」である。

 

わかっていたのにやっていなかった、進めていなかった、という時は「あ!」である。

「あ、しまった。そうだった!」

という反応なのだ。

 

やらなきゃいけないのはわかっていたのにやっていなかった、止まっていた、それを指摘されてしまった。まずい!

・・・で、「あ!」という声が出るのだ。

 

もう一つ。

伝えたと思っていたのに伝わっていなかった。

本人が全く理解していなかった。

或いは全く思い出せないくらい失念していた。

・・・この場合の反応は「え?」である。

 

本人がわかっていないのだから、疑問形の「え?」になるのだ。

ただ、こちらとしては間違いなく伝えたはずなので、今さら「え?」などと言われては腹も立つ。

「え?」じゃないだろう、なに言ってんだ!ということになるのだ。

 

で、最近この「あ!」か「え?」が多い。

「あ!」も「え?」も言わさないように、そんな言葉が出てこないようにするのが管理職の役目であろう。