仕事をベクトルで考えるⅠ

 

我々は、普段様々な経済活動を行ないながら生きている。

ここでいう「経済活動」というのは、わかりやすく言えば「なんらかの仕事をしている。」ということである。

 

もちろん人間は、経済活動だけではなく、一人でボケっとしたり、カミさんに怒られたり、つまらんバラエティー番組にゲラゲラ笑ったり、娘の交際相手を気にしたり、体重計のメモリに一喜一憂したり、というプライベートな時間や生活も当然ある。

 

当り前ではあるが、扶養されている立場の子供は、ここでいう経済活動からは外れている。

ただ、どんな人でも大人であれば、少なくとも仕事に向き合っている時間は、「経済活動」を行なっている、と言って差し支えないだろう。

 

さて、この経済活動を行なっている時間や状況は、「我々が、何らかのビジネス社会に所属している。」と言い換えることができる。

そう、様々な職業の人たちが様々な形でこの「ビジネス社会」に所属しているのだ。

 

さらにこの一般的な「ビジネス社会」を仮に「一般領域」とネーミングしてみた。

なぜこんなことをするかといえば、「ビジネス社会」に所属している様々な人々の様々な職業から提供されるそれぞれの専門性が、全体である「一般領域」とどう関係するか考えてみたいからである。

 

 

つづく