広告でも広報でもない第3の広告戦略Ⅱ
しかし、この税理士が持っている前提は、ある意味こちら側の勝手な思い込みといっても過言ではありません。
こちら側が思っているほど世間の人は税理士の仕事を理解していません。
或いは、その仕事内容について誤った認識を持っている場合もあります。
そもそも先述した「・記帳代行 ・決算、申告業務 ・税務相談・・・」といった用語にしてもそれぞれがどんな内容を指すのか、どれくらいの範囲のサービスなのか、明確に指摘できる人は少ないのではないでしょうか。
そしてそれ以上に、曖昧で不明朗に見えるのは「顧問料」という料金です。
新規に依頼する場合、この部分が最も外から解りにくいだろうと思われます。
こういった点をもう少し明らかにしていかなければ、税理士という職業への理解は深まらないと思うのです。
つまり、税理士のように、提供できる専門性の領域が結構広い場合(「広い」という認識が税理士の側にあれば、の話ですが・・・)入口に「わかりやすいコンテンツの開示」が必要となります。
そのワンステップがなければ、普通素人にはなかなかその専門性は伝わるものではありません。
特に現代において税理士は、ますますその業務の幅が広がっており、自分の得意分野や事務所の特長といった情報の開示が必要とされるのです。
つづく