充実した設備やシステムのリゾート施設―お久しぶりの社員旅行顛末記―Ⅳ

伊王島で我々が宿泊するのは「I+Land nagasaki」と、ちょっと凝ったネーミングのリゾートホテル。

さて、この日は「移動+ホテルでのリゾート気分を味わう」ということで、明日の研修に備えて英気を養います。

 

ホテルについては、そのチョイスなども、全て女性陣をはじめとした旅行担当者たちに任せました。

彼らも「観光地におけるおもてなしのノウハウ研究」なども兼ねて、よーく調べた上で、ここに白羽の矢を立てたようです。

 

「I+Land nagasaki」は、伊王島の海沿いの広大な敷地に様々なタイプのホテル棟が立ち並ぶリゾート施設です。

ここでは、いろいろなアクティビティを選んだり、敷地内の様々な施設を利用して楽しめるようにハード、ソフトが整えられています。

 

全体として、日本の観光施設としては、かなり充実した設備やシステムが整備されているのではないでしょうか。

地元鹿児島の観光産業などにも参考にしたい設備やノウハウがちりばめられていることにおおいに気づかされました。

「I+Land nagasaki」の入り口、よく考えられた施設です。

 

チェックインしたあと、荷物を部屋に放り込んだら、まだ日も高いのでみんなはさっそく予約しておいたマリンスポーツに挑戦。

ホテルから定期的に運航している専用バスに乗って数キロ離れたビーチへと向かいます。

 

ビーチに着くと、何種類もあるマリンスポーツのインストラクターがスタッフとして常駐しており、希望のアクティビティを利用させてくれます。

シーカヤックやSUPといった自分で漕いだり操作するものもありますが、あとはほとんどが水上バイクで引っ張ってもらうタイプのものです。

 

よくリゾート地のマリンスポーツで、何人もの人間がまたがって乗る「バナナボート」というやつは見たことがあると思いますが、あれを含め、グランドスタンド、ジャンボドッグ、ウェイクボード、エクスストリーム、クッキー、パパラッチ、ビッグアリゲーターといったなんだか大袈裟な名前が並びます。

これはエクスストリーム。必死でつかまって最後はへとへとになります。

 

これらは、いずれも水上バイクで引っ張るタイプのもので、最初はゆっくりと走り始めるのですが、やがてスピードを上げてくると、つかまっているのもやっとといった状況になります。

さらに左右に急ハンドルを切るなどの動作が加わると、つかまっていた手や踏ん張っていた足では自分の身体を支えきれなくなって海に放り出されるのです。

 

救命胴衣を着けたうえで、私はまず社員のKさんとAさんと3人でビッグアリゲーターに挑戦。

出だしはともかく、途中からのスピードアップと波による激しい上下動、カーブの際の強烈な横Gなどにかなりの恐怖を覚えます。

 

誰かが海に放り出された時点で一旦停止、回収してまた出発。

放り出されたらまた回収。

初めてではありましたが、なかなか面白い体験でした。

これはビッグアリゲーター。この3分後に海に吹っ飛ばされます。

 

つづく