部下は大変!!―「おかしなビジネスマナー」について―Ⅱ
先日、インターネットで見つけたのは「日本の文化で賛同できない事」というテーマで書かれていた「日本の不思議なビジネス慣習」の数々。
そこに列挙されていたのは、私にとって、まさに驚くべき様々な項目でした。
日本のおじさんたちが「新規開発」するビジネスマナーには以下のようなものがありました。
・名刺を相手より下で受け取る
・名刺を両手で受け取る
・名刺にメモするのは失礼/失礼じゃない
・メールを送ったら電話で連絡する(ってメールの意味ないじゃない)
・ハンコを斜めに押したら、不承認だが仕方なく押したというサイン
・決済の時に名刺を少し左にしてお辞儀しているように押す
これを見て、
「自分はどれくらいできているだろう?」
と、振り返ってみましたが、それらしき形を守っているもののあれば、まるで知らなかった、というものもあります。
例えば、名刺を片手で受け取るようなことは私もしませんが、相手より上だの下だの、なんて特に意識したことはありませんでした。
私の名刺を受け取る相手側は、そんなことに気を遣いながらやり取りしているのでしょうか。
この年になると、相手は大抵年下ですので、彼らがどうするのか今度から注意深く見てみようと思います。
ちなみに、名刺ということでいえば、田舎では経営者であっても、名刺がさっと出てこない人はいくらでもいます。
地縁血縁ビジネスモデルの社会では、名刺を交換するという習慣が、それほど定着していないのです。
ましてや、社長の奥さんなど、例え役員であったとしても「名刺は持っていない」という方がほとんどです。
上記のような、やり取りの際のマナーなど考えたこともないでしょう。
さて、話がそれてしまいました。
名刺にメモする、というのは、私は普通にやっています。
これは、相手の目の前でやるのかやらないのかが、大事なのではないでしょうか。
さすがにまだ相手と商談中に書き込んだりはしませんが、後でホルダーに整理するとき、日付や場所などを書き込むことはあります。
「メール+電話」というのは、テレビⅭMなどでも、おじいちゃんおばあちゃんが、孫との交流の際によくやる微笑ましい光景として取り上げられたりもしていますね。
しかし、これがビジネスマナーとして「ねばならない」となると話は別です。
「そうしなければ失礼に当たる。」
などと、上司に偉そうに言われたら、反発を覚える部下も多いことでしょう。
上記、列挙されていた中で、最も笑止千万だったのは「斜め判子」や「お辞儀判子」の件です。
これって、巷(ちまた)では本当に実践されているビジネスマナー(?)なのでしょうか。
あまりに繊細かつ滑稽なマナーなので笑ってしまいます。
上司のそんなデリケートな心の機微にまで忖度しなければならないとしたら、「部下」というのは大変な仕事ですね。
さて、メールのあと電話っと・・
つづく