新たに入る余地がない!―いつも「筆立て」は満杯の法則―Ⅰ

皆さんは、普段、筆記用具をどんな風に管理されているだろうか。

自分専用の筆入れ(ペンケース)を持ち歩いて、そこから取り出して使う人、引き出しか卓上にトレイがあって、そこに並べている人、しまい方は人それぞれであろう。

私の場合、オフィスでは、デスクの上に大きめのマグカップを二つ置いて、そこに筆記用具その他の文房具を放り込んでいる。

 

ところで、このマグカップの筆立て(ペンスタンドまたはペンシルスタンド)、2つともいつも満杯である。

満杯であることを実感として意識するのは、何かしら新しい文房具を手にして、それをしまうために筆立てに突っ込もうとするときである。

2つとも、大体においてびっしりと詰まった状態で、新たに入る余地がないのである。

 

こんな状態です。

 

そんなとき

「ん!?なんでだろう?!?」

と不思議に思う。

普段そんなにあれこれといろいろな種類の文房具を駆使しているわけではない。

それどころか、ボールペンなどは、手に馴染んだ1本を使うだけで、ほかのもので書くことなどほとんどないのだ。

たまにその1本が見つからないときなど、

「あれっ!あのボールペン、どこ行った?」

と、探し回る始末である。(大抵、手帳の間などに挟まったままになっていたりして、すぐに見つかるのだが・・・)

 

ときどき、そんな「マグカップペンスタンド」を整理してみると、使いもしない文房具だらけである。

インク切れで既に使用不能なものなど、ドサッと整理して捨てたりもするのだが、しばらく経つとまたいっぱいになっている。

 

自宅の書斎で使っている筆立ては、長女が子供の頃、学校の工作の時間に制作した奴で、マグカップより一回り大きい。

そのほかにも、もう一つやはり大きめのマグカップを筆立てとして使っている。

こちらの二つも不思議なことにいつもびっしり満杯である。

新たな文房具など入る余地もない。

 

オフィスも自宅の書斎もデスクはかなり大きめなので、もう一個ずつ筆立てを置こうと思えば置けなくもないだろう。

しかし、3つに増やしたところで、満杯にしてしまう、という結果は同じことになりそうな気がする。

 

どうも私には、こういった容器を満杯にしてしまう癖というか性向があるようだ。

この、間や隙間を埋めたくなるというのは、一種の心理的な傾向なのであろう。

あまり意味がないというかちょっと困ったこの傾向が、いいことなのか悪いことなのか、いまいちピンとこないでいる。

 

 

 

つづく