「これから」取り組むべき「やること(内容)」の新しい定義―我々の仕事はどう変化していくのか?「これまで」と「これから」を考える―13

こさて、ここまで「英語の5W1H」を応用して、私たちが提供してきたビジネスの「これまで」を振り返り、続いて「これから」を考えてきました。

「これから」取り組むべき「やること(内容)」である5Wのうち、「What何を」と「Who誰が」と「Whereどこで」そして「Whenいつ」の4つは終わりましたので、いよいよ最後の「Why何のために」ということになります。


「Why何のために」は「やること(内容)」を考えるとき、最も重要な要素と言えましょう。

「Why何のために」は、当初、「これまで」を振り返って次のように定義づけました。

Why何のために・・申告納税制度を遵守し、また経営上の数字を掴むために
これに対して「これから」を考えたとき、この定義は税務会計に関する専門職を、かなり限定的に表現したもので、現実の市場ニーズはもっと広いところにあり、我々に対する期待はこちらが思っている以上に大きいと考えるべきです。


そうすると、「Why何のために」の定義は、経営全般のサポートに回るという役割を意識した使命感のようなものを反映させて
「Why何のために・・業績を的確に把握し、今後の経営に活かしていくために」
としたいと思います。


さてこれで、5Wに対する分析は終わり、「これから」取り組むべき「やること(内容)」の新しい定義を考えてみました。
それは次のようになります。


What何を・・・その専門知識を応用して経営上重要な計数管理に関するサービスを
Who誰が・・・・税務会計の専門家である会計人と、必要な専門性を有する他の専門家が連携して
Whereどこで・・・データの交換が可能なすべての地域で
Whenいつ・・・・案件の重要度に応じていつでも
Why何のために・・業績を的確に把握し、今後の経営に活かしていくために


これを、当初考えた5Wと並べてみれば、その顕著な違いがよくわかります。
What何を・・・・・その専門知識を駆使して税務会計に関するサービスを
Who誰が・・・・・税の専門家である「税理士」とそこに所属する職員が
Whereどこで・・・訪問可能な地域内で
Whenいつ・・・・・申告期限や法定期限を守って
Why何のために・・申告納税制度の遵守及び経営上の数字を掴むために


こうやってみると、守備範囲がかなり広めになったことと、後で触れる「Howどうやって」に関係する部分も新しい手法を取り入れていることがわかります。

日本列島から放射状に広がる光

日本全体が仕事の視野に・・・

つづく