男、ディズニーランドⅣ(おしまい)
こんなバカみたいな現象、ホテルのディナーもティファニーも女の子に気に入られるための手段だったのである。
ありとあらえる「手段」がそこ(女の子に気に入られる)に集中していたのだ。
当時は、クリスマスの本来の意味(宗教的な)なんてどっかに吹っ飛んでいた。
クリスマスというイベントも「手段」として利用されていたのである。
まあ、その点は今も似たようなもんだが・・・・
当時のカネ余り現象の影響もあって、ホテルに豪華プレゼントにと少々狂ったような世の中だったことは間違いない。
あの頃に比べると、今の若い人たちはだいぶマトモになったよなー、とは思う。
ディズニーランドにしても本来は、そのエンターティンメントを楽しめばいいのであって、「手段」として使うのは邪道であろう。
その点は「男子会」の面々も本筋のところをハズしている訳ではない。
とはいえ、いい年した大学生の男の子が、お揃いの熊のプーさんのTシャツを着てキャーキャー喜んでいるのもなんだかなあ―とも思う。
日本人の「幼さ」は近年よく指摘されるテーマである。
まあそれでも、やがて社会に出れば「大人」にならざるを得ない。
またならなければならない。
問題は、年を重ねても「大人」になりきれない大人が多すぎるということなのだ。
「男子会」でもなんでも若いうちは大いに楽しむといい。
おしまい