男、ディズニーランドⅡ
つまり何が言いたいかというと、私にとってディズニーランドは家族を楽しませる「手段」であって、自分自身が楽しむ対象ではなかった、ということなのだ。
同い年のカミさんも同様だろうと思う。
当時、東京に住んでいた私たち家族は、かなりの回数ディズニーランドには通った。
その後家族で鹿児島に移り住んだが、再び大学進学で東京に居を移した子供たちは、自分たちだけでももっと何回も行ったはずだ。
あの世代からあとの子たちにとってディズニーランドは、ただひたすら楽しむもので、取り立てて「特別感」はないのだろうと思う。
つまり、男子だけでディズニーランドへ繰り出す彼らにとって、そこは何の「手段」でもない。
ただ普通に自分たちが楽しむ場所なのである。
こういった極当たり前のことが極当たり前になったというだけのことなのだろう。
・・・・が、やはり「男子会」というのは私たち世代からはやや違和感が否めない。
何故だろうか?
それは、「ディズニーランドイコールファミリー或いはカップル」というイメージが刷り込まれているからであろう。
まあ、若かったとしても私たち世代が野郎だけでディズニーランドに行くことはなかっただろうと思う。
つづく