ローンが終わらないうちに大きな修理!!―長かったなあ・・・やっと終わるのか―Ⅱ(おしまい)
ある日、銀行から届いた住宅ローンの返済明細表を見て、借金生活の終わりが近いことを実感した私。
思い起こせば、長い長い返済人生であった、としみじみ振り返る。
とはいえ、当時家族5人で暮らしていたので、ちょっと無理して大きめに建てたわが家。
ロケーションの良い、その代わり自然環境の厳しい立地に建てたため、ただ、ローンを返済していれば済む、というわけにもいかなかった事情があったのである。
計算が大きく狂ったのは、途中で大修繕がやってきたことである。
「積水ハウス」という、大きなハウスメーカーで建てたので、躯体そのものはしっかりしていたのだが、屋根や壁、ベランダといった風雨にさらされる部分は、もともと自然環境の厳しい土地柄だけに、手を入れる必要が出てきた。
この3年間くらいで、ベランダ、屋根、壁の順に大きなメンテナンスを実行したため、数百万円を要してしまった。
なんとか、支払えたものの、ローンが終わらないうちの大きな修理は、金銭的に厳しかった。
無計画人生のつけを払わされたことになるが、家の方は、この大修理であと2,30年は大丈夫、とのお墨付きを得ることができた。
まあ、喜んでいいものなのか、これからもこの家でそんなに長く生きていくことになるのか、はなはだ疑問ではあるが・・・・
あとひと踏ん張りがんばって返済が終わったら、ようやく老後資金の準備が可能になる。
同世代の他人(ひと)はそんな準備など、とっくに終わっているだろう。
70歳からの老後資金積み立てなど笑い話にもならない。
幸い、身体は元気であり、働く意欲もさほど落ちていない。
ありがたいことに仕事は途切れることなく、忙しい状態が続いている。
この健康状態に感謝して「老後」とやらに突入していこうと思っている。
メンテナンスも終わり、朝日を浴びるわが家
おしまい