プレッシャーにも強くなった?―がんばれ日本、若い世代に期待する―Ⅱ(おしまい)

今回のオリンピックで、これまであまり知られていなかった競技を含めて、若い人のメダルラッシュが続いているのは、逆に無名だったがゆえに、マスコミや世間からの、余計なプレッシャーがなかったことも一因ではないか、というのが私の感想である。

このまま、のびのびと競技に打ち込んでもらいたい。

 

マスメディアというのは、現在のコロナ禍のようなことがなく、普通に盛り上がっていたとしたら、インタビューなどを通じて世間の過剰な期待感を伝えることで、選手たちに余計なプレッシャーをかける。

しかし、今回のような事情で反対となれば、あんなに頑張っている若者たちがいても、彼らを腐すことをやめない。

まことに始末に負えない困った連中である。

 

無名の競技の無名の選手が頑張った、と冒頭に書いたが、もちろん、人気競技の有名選手で、期待通りメダルを取った人もいた。

しかし、期待が大きかったにもかかわらず、意外に記録が振るわなかったり、前半戦で敗退した選手も見られた。

 

オリンピックのプレッシャーというのは、我々が想像する以上のものがあるのだろう。

かつて、絶対王者と目されていた吉田沙保里選手や田村涼子選手が金メダルを逃したことがある。

冬のオリンピックではジャンプの高梨沙羅選手が本番で振るわず呆然としていたことがあった。

 

あまりに期待が大きいと、特に日本人選手の場合、そのプレッシャーに押しつぶされてしまう人が結構多いような気がする。

その点、今回のオリンピックは適度に肩の力が抜けてよかったのだろう。

 

また、若い人の中には、旧来のそういったプレッシャーに弱いというタイプが、だんだん少なくなってくるかも知れない、とも思う。

残りの競技も少なくなってきたが、マスメディアを含めた余計なプレッシャーに負けることなく最後まで頑張ってもらいたいと願っている。

 

 

おしまい