「借金」の「借」―ゲシュタルト崩壊を起こしそうになった話、もちっと工夫はできないのか!?!―Ⅰ
心理学の用語に「ゲシュタルト崩壊」という言葉があります。
意味は次のように書かれています。
― ゲシュタルト崩壊とは、知覚における現象のひとつ。
全体性を持ったまとまりのある構造から全体性が失われてしまい、個々の構成部分にバラバラに切り離して認識し直されてしまう現象をいう。
幾何学図形、文字、顔など、視覚的なものがよく知られているが、聴覚や皮膚感覚、味覚、嗅覚においても生じうる。―
もともと難しそうな用語ですが、上記のように解説されてもなんだかますます分からなくなりますね。
もう少し詳しい解説では次のようになります。
― 例えば、「を」という文字を
をををををををを
をををををををを
をををををををを
をををををををを
をををををををを
をををををををを
をををををををを
をををををををを
のように並べたものを数分間見続けてみると、並べられた文字がばらばらに分裂して見え、記号や絵のように認識され始める。
このとき意味や読み方を含めて「を」という文字の全体の構造を見失ってしまうが、この感覚が、文字のゲシュタルト崩壊だ。―
と、ここまで読んでもまだよくわかりませんね。
実際、試してみればよくわかるかも知れません。
まあよかったら試してみてください。
参考までに、次のようにも書いてありました。
― ゲシュタルト崩壊を起こしやすいとして有名な文字には「借、多、野、今、傷、ル、を」などがある。
文字だけでなく、ある音を聞き続けたり、ある形や文字を書き続けたりして起こる場合もある。―
「借」なんていうのは、「借金」の「借」ですから、本人が望まなくても見続ける羽目となり、頭が少しおかしくなったりした人がいたのかも知れませんね。
私は、上記とは違う文字で、ゲシュタルト崩壊を起こしそうになったので、そのお話をご紹介しようと思います。
頭の中は、お花畑になりそうです。
つづく