結婚をメリット、デメリットで判断するのかよ?!?―人生相談、自分に気付いていない人の「場」なのか?!―Ⅳ

ご主人の学歴が低く給料も安いにかかわらず、いざとなれば離婚すればいい、と思って結婚した、という今回人生相談に投稿してきた女性公務員。

子供もできて家庭を持ったところで、少しはそんな気持ちも治まるかと思いきや、他人との比較でますます不幸に感じている、というのが現状らしい。

 

さて彼女の相談は次のように続いていた。

― 夫には不満を伝え、離婚の話も出ました。

でもシングルでは今より生活レベルが下がり、自分が忙しい時に助けてもらえる人が近くにいないなど、デメリットも多いため踏み切れません。

私の気持ちを知った夫もつらいと思います。―

 

ふむふむ、離婚の話も出たのね。

そりゃそうだろう、と思う。

この状況で離婚の話の一つも出なければ逆におかしいだろう。

 

しかし、それを踏みとどまらせたのは、生活レベルを落としたくないという思いと、忙しい時に助けてもらえないという、あくまでもこちら側の理屈である。

これに対して、ご主人の側はどう思っているのであろうか。

知りたいところである。

 

こういった彼女の思いを総括する言葉が「デメリット」である。

出たーっ!「デメリット!」

ついにこの言葉が出た。

 

先日、テレビを見ていたら、今の若者が「どうしてなかなか結婚しないの?」といいうマスコミの取材に対して「メリットがないから・・」とか「デメリットしか感じられないから・・」と答えていた。

 

それを見ていて

「おいおい、結婚をメリット、デメリットで判断するのかよ。結婚というのは、もっと違う価値観で考えるものだろう。」

と思ったのを覚えている。

ただ、この取材に答えていたのは、結婚前のまだ若い世代の子たちであった。

 

これに対して、この相談者はすでに40代である。

しかも、結婚し子供ができ家庭を持っているのだ。

そんな分別のあるであろう世代の人間から、未熟な若者たちと同じレベルの言葉が出てくるとは思わなかった。

 

若者たちに言いたいのはここのところである。

結婚をメリットデメリットで考えていては決して幸せになれない、ということなのだ。

 

ここにいいサンプルがあるではないか。

この相談者は、配偶者が違う人間で、この人の言うメリットがそれなりに大きかったとしても、決して幸せにはなれないだろう。

 

傍から見て、それなりにメリットのある生活を送れているにもかかわらず、他人との比較で、より大きなメリットを想定するためにいつまでも不安や不満が消えることがない。

 

つづく