このアバウトさは!?!―真実を知りたいだけなのだが・・・いったいこのメディアの劣化ぶりは!?!―Ⅱ
全く信頼することができなくなった大手メディア。私の場合、その大きな要因は今回のアメリカ大統領選挙の報道姿勢にある。
かなりの不正があったという声が、現場から寄せられているにもかかわらず、大手メディアはそれを一切報道しようとしない。
それにしてもアメリカというのは不思議な国である。
日本人には考えられない選挙に対するアバウトさというかおおらかさがあるようだ。
というのは、今回の大統領において、州単位の集計の結果、選挙で多少の不正が発覚しても、それが当落に関係のない範囲の数字であればそれでいいじゃないか、としているのである。
また、全体としては、トータルで選挙人の数が上回れば、いくつか不正を行なった州が混ざっていたとしても、過半数を越えていればそっちの勝ち、とするのだ。
これは、日本人からすれば考えられないかなり不思議な感覚である。
日本ではあり得ない決済の仕方ということになる。
今回の州の勝ち負けを、資格試験に例えれば、5問中4問は答えられたが、5問目がどうしてもわからなかったのでカンニングをした。
それが発覚して咎められたものの、結果的に4問目までの点数で合格点に達していたので、試験そのものはOKになった、ということになる。
およそ日本では及びもつかない考え方である。
日本であれば、この試験そのものが0点で不合格となるだろう。
また、選挙人の方も似たようなものである。
大学入試で5教科中、4教科はちゃんと答えられたが、1つの教科は自信がなかったのでやはりカンニングをして見つかった。
しかし、採点してみると4教科のトータルで合格点に達していたので、入学を許可した、という感じである。
これだって、日本人的には不合格というばかりか、二度と受験することすらさせてもらえなくなるのではないか。
また、そういう処分が下されても仕方のない、当たり前と考えるのが普通の感覚というものである。
アメリカだって、これが試験であれば、同じような措置が取られるのではないか。
もっと厳しいかも知れない。
にもかかわらず、選挙に関してはおおらかすぎるというか、かくもいい加減なのは何故なのだろう、と不思議である。
つづく