使いまわすことで継続的かつ幅広く発信する―情報発信を継続性と横展開という縦横の糸で織りなす―Ⅴ(おしまい)

「情報発信(アウトプット)」を長く続けるための1つ目のコツは「自分のテーマを決める」ということでした。

意外にも、テーマを「決める」方が、長く続けられる重要なポイントだったのです。


さて、もう1つの要素は、少しテクニック的な話になります。

それは、そうやってストックされた発信ネタを横展開していく、つまりうまく「使い回していく」ということです。


「使い回し」というと、なんだかあまりいい言葉に聞こえないかも知れませんが、媒体が変われば読む人見る人聴く人がそれぞれ変わります。

いいネタであれば、長さを変えたり、リライトすることでその情報に接する人に合わせることができるのです。


とはいえ、もちろん、常にいろいろな新しいテーマを取り入れながら新規に書き上げていく、という努力は必要です。

「使いまわす」というテクニックを取り入れるからといって、そのことを怠ることはできません。


ただ、横展開しているすべての媒体に毎回新しいテーマをあげていくということは、分量的になかなかきつい作業になります。

そこで、少し時間をずらして掲載したり、リライトしてちょっと違うタイプの中身にしたりとテクニック的な要素を加えるわけです。


これも「情報発信(アウトプット)」における一つの努力の形といえるでしょう。

息切れしてしまってやめてしまうよりは、はるかに効果的な方法論ですので、続けるためのテクニックとして自分のものにすることをお勧めします。


このように「情報発信(アウトプット)」における戦略的な方法論、というのはいろいろな考え方や手法があり、これらを駆使して実行することになります。

一見大変なように感じるかも知れませんが、これを心得ることによって、却って「情報発信(アウトプット)」が継続的かつ幅広く行なえるようになることは事実です。


この「情報発信(アウトプット)」における戦略論、特に現代の経営においてその効果を大いに発揮できる極めて理にかなった手法ということになります。

経営者の皆さんは、自ら「情報発信(アウトプット)」に取り組むことによって、この戦略を我が物としてみてください。

 

    メディアへのアプローチではうれしい出会いも・・・(女子アナと(*^^)v)

つづく