ウィズコロナ、テレワーク、リモートワークの中間報告―顕在化してきた様々な課題―Ⅰ

8月の初め、それまで約3ヶ月にわたって実施してきた、新型コロナウイルス禍時におけるテレワーク、リモートワーク、についての中間報告を、久しぶりにみんなが揃った定例会の場で発表してもらいました。

普段とは違うビジネス環境の中で、事務所のスタッフは思うところ感じるところがあったようで、いろいろな意見が出されました。


私の事務所では、便宜上お客さんに対する月次監査、決算業務などをリモートワーク、在宅勤務として各自が自宅で行なう仕事中の映像を事務所と繋いでテレワークと呼ぶことにしていました。

繋がっている先がそれぞれ異なるために、このように分けたのです。


それぞれの業務について気づいたこと、感想などを聞きました。

初めに、リモートワークについて、どのような課題が見つかったでしょうか。


リモートワークを実施するにあたって、障害となった点は次のようなことでした。

まず、困った問題として、お客さんの立地がかなり田舎の方だったために、光回線が通っていないという点があげられました。

これはつまりインフラの問題ということになります。


いうまでもないことですが、リモートワークはインターネットを介して行なわれるために、ネット環境が整備されていなければ実施することができません。

わずかな件数ですが、このような客さんもあったようです。


次に困った問題として、お客さんの持っているパソコンのスペック(性能)が低すぎて対応できない、という点があげられました。

インターネットを通じてサクサクと業務をこなすには、少なくともWindows10以上のOSが必要です。

しかし、残念なことにいまだに7のお客さんもいたりして、通信手段として使えないか、使えても遅くてイライラさせられるかのいずれかだったのです。

つまりこれはハードの問題ということになります。

 

つづく