「情報発信」で双方向性のやり取りも可能な時代に―恋愛論をサンプルに「情報発信(アウトプット)」について考える―Ⅳ

極めてユニークで興味深い鈴木女史の恋愛論。

とはいえ、恋愛論の方をあまり深く追求していても仕方がないので、彼女の理屈をビジネスに置き換えてみたらどうなるのか考えてみましたが、さらに突っ込んで、具体的な事例に当てはめてみるとどうなるでしょう。

 

例えば、前提として、新しく開発した商品の新規発売開始、といった事情があるとしたらどうでしょうか。

期待の商品なので、この新規発売は何としても成功させたいとの思いが強く、これまで手掛けたことのないコマーシャルの世界にも打って出ようと考えています。

 

そんなとき、普段やり慣れていない広告宣伝などを、いきなり多額の予算をかけて、大きな企画で行なうのはリスクが高いかも知れません。

広報、アウトプットということをあまり日常的にやっていなければ、それは普段取り組んだことのないちょっと特別な仕事になるからです。

 

しかしながら、もし日常的にまめに「情報発信」を続けていれば、コメントをもらうなど、今は双方向性のやり取りも可能な時代です。

そのやりとりの中から掴んだ顧客の声などを参考にして、比較的適切な広告の企画が出せるかも知れないのです。

 

ただ、そういったベースがまるでなければ、完全に他者頼み(広告代理店やマスメディアの広告担当など)になってしまい、自社でイニシアティブを取れない可能性が高くなります。

 

そうすると、せっかく打ち出した広告がうまくいかなかったとき、もともとよくわかっていないために、途中で修正といったことも難しくなるのです。

 

私は、まるまる他者頼みの広告は、そうなる可能性が高いと思っています。

実際そういうケースが多いのではないでしょうか。

またそんなとき、責任の所在も不明なまま、ということにもなりかねません。

 

 

つづく 

 

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