人の性格は直そうとしなければ直らない―男はいくつになっても・・・我が儘を自覚しない?!?―Ⅴ

さて、私が珍しいくらい我がまま人だな、と感じたこの男性の「人生相談」。

回答するのは作家の出久根達郎である。

 

この相談、回答を読む前から、回答者が誰であろうが、どんな答えが出てくるのか楽しみだった。

特に、出久根氏の回答はいつも作家らしい表現力と機知に満ちていて面白い。

 

まず、出久根氏は開口一番次のように答えておられた。

―あなたはだだっ子みたいな人ですね。

この年でもう性格は直らない、と決めつけておられますが、直ります

いくつであっても直ります。

直そうとしないから直らないのです。―

と、きつくたしなめておられた。

 

この一文は痛快である。

「所詮、性格は直らないんだからしょうがないじゃん。」

という、この男性の甘ったれた根性をまず一刀両断している。

そうなのだ。

人は変わろうとすれば変われる動物なのだ。

 

逆に、その必要があったとしても、変わろうとしなければ、いつまでもそこに甘んじていることも可能である。(そうすると、その人の立場は時間を経るごとにどんどん悪くなるだろうが・・・)

この男性のような根性では、然るべき方向に変わることはあり得ないだろう。

 

この男性は

「人が変わるというのは、とても困難なことなので、チャレンジしても無理なんではないだろうか・・」

という風に悩んでいるわけではない。

「そんなもの最初から無理なんだから、やろうとする必要もない。」

と開き直っているのだ。

 

出久根氏はそのことを強くたしなめているのである。

確かに、ここのところをまずビシッと言わなければ始まらない。

 

おそらくこの男性に対する回答は、こういう言い方に終始するだろう。

このあとの出久根氏の回答の内容が楽しみである。

 

【お知らせ】
海江田事務所は、少々不便な立地(かなり田舎なもので・・)です。
にもかかわらず(むしろそのために)極めて眺望の優れたリゾート施設みたいなオフィスです。
とても感じの良い(?)女性スタッフが淹れたてのコーヒーでおもてなしいたします。

これまでの税理士事務所のイメージを覆すような明るい雰囲気。

是非、一度遊びに来てください。
税務に限らず、経営全般のごご相談に応じます。
5年後の我が社が「見える化」できてすごくよかった、というノウハウもありますよ。
皆様のお役立てることを心掛けています。

 

つづく