それぐらい自分でできるようになって・・―代償は生産性3分の1・・・―Ⅲ

久しぶりの図書館通いで、アナログ世界しか使えないことの不便さを実感させられた筆者。

このあと、いったいどのような事態に巻き込まれることになるのだろうか。

 

デジタルとアナログの機動性の差は「調べる」という行為について、次のようなことになるようだ。

筆者が先輩記者から聞いたところによると

―米ミシガン大の研究ではネット検索は図書館で調べるより3倍速く1テーマで15分節約できるという。―

ということらしい。

膨大な資料を調べなければならない立場や職業においては、1テーマ15分短縮できるメリットは大きいだろうと思う。

 

この現実が与える影響については、筆者が頭に浮かんだ次のような俗語がそれを象徴的に表している。

その点について次のように書かれていた。

 

「ググれカス」

(GAFAを断った暮らしに戻ると)生産性が3分の1落ちたということか。

取材先の弁護士には準備不足を怒られた。

「それぐらい調べて来てください。」

「ググれカス」というネット上の俗語が浮かぶ。

ネット検索で分かることをすぐ周りに聞く残念な人のこと。

すっかり劣等生だ。―

 

この筆者は、実験的にGAFA断ちをしたばかりに、だんだんと世の中に阻害され始めているようだ。

その予感の最初に頭に浮かんだ言葉が「ググれカス」ということか。

 

私は立場上(一応所長ですので)仕事をしているときに、周りからこんな風に罵られることはまずない。(実は鬱陶しがられているのであろうか・・・)

しかし、プライベートな場面では、家族、特に娘たちには

「それぐらい自分でできるようになって。」

と、言われることも多い。

 

 

 

つづく