パンツもジャケットに合わせて選びたい―ジャケパンの流儀・・・変化を楽しむ日々―Ⅱ
あれこれ迷わなくて済むのが男のスーツ。
日本のビジネスマンの場合、ダークスーツを着ていれば、企業の中においても外においてもおおむねOKです。
誰からも咎められることはありません。
冒頭、私は普段スーツを着ない、と書きましたが、それではいつもラフでカジュアルな格好でいるのか、といえばそうではありません。
私の場合、ジャケットに替えズボン・・・即ち、ジャケット&パンツ、通称「ジャケパン」が多いのです。
この格好できちんとネクタイをしますので、ビジネスシーンにおいては特に問題はありません。
事務所からあまり出ないと決まった日は、ツイードや大きな柄の少しカジュアルなジャケットも着ますが、顧客を訪問する日や改まった会議などある日は、落ち着いた色味のジャケットかスーツにします。
私がスーツにしないのは、パンツもジャケットに合わせて選びたいからです。
明るい色のジャケットには落ち着いた色のパンツ。
あるいは柄物のジャケットの時は無地のパンツ。
上下で色の濃淡をつける、或いは、似たような色の組み合わせでスーツ的な雰囲気を出す・・・など、ジャケパンにはいろいろな楽しみ方があります。
その点スーツは、初めから上下が決まっているので、選ぶバリエーションが一つ少なく、私にはつまらなく思えるのです。
さて、上下で違うジャケパンスタイルを楽しんでいる私ですが、一つだけ気を付けていることがあります。
それは、上下で素材感は合わせるということです。
例えばジャケットは分厚いツイードのような生地にもかかわらず、パンツはペナペナの薄い素材、といったようなことはしません。
上にツイードを持ってきたならば、下はフラノのようなやはり厚い素材、といった風に素材の質感はできるだけ合わせるように気をつけています。
これは大好きなハリスツイードのジャケット。
つづく