カジュアルと手抜きを間違えないように・・―「20代で知りたかった30代の正解」を読んで―Ⅷ(おしまい)
さて、菊乃さんの「ステキ男子の目には、「女」にカウントされないであろう姿」のAさんに対する鋭い指摘は佳境に入ります。
―全部、崩れていてカジュアルどころかただの手抜きなおばさんコーデのAさんは、ストッキングを購入するところからスタートでした。
ユニクロで買ったレーススカートとパンプスで職場に行ったら
「あれ?今日はちゃんとしているけどどこか行くの?」
と言われて、初めて今までがちゃんとしていなかったのだと気が付いたそうです。
アラサー以上のちゃんとしていない女性に、だれも「ちゃんとしろ」なんて注意はしません。
男性があなたを誘ってこないのはちゃんとしていないから。
もっとわかりやすい言葉いっちゃえばブスだから誘われないのです。
女子会の恋愛相談はあてになりません。
周りに草食系男子が多いと思ったら、自分の身なりを振り返りましょう。
カジュアルと手抜きを間違えないように。―
同性である女性に対して「ブスだから誘われないのです。」と言い切ってしまう菊乃さんもすごい、とは思いますが、Aさんに限らずこんな風に断罪されてしまうアラサーは世の中に多いのでしょうか。
「女子会の恋愛相談」はあてにならず、「アラサー以上のちゃんとしていない女性に、だれも「ちゃんとしろ」なんて注意」してもらえないのであれば、自分でちゃんとするしかありません。
この辺りはとてもシビアな話であります。
とにかく、女性としてはアラサーの領域に入ったならば、相当の自分に対する注意義務が発生することになります。
ま、男性側としては、アラサーでなくともアラフォーでもアラフィフでも、女性として手抜きはしないでいてもらいたいなあ、とは思っていますが・・・
菊乃さんの尻馬に乗って、つい日頃感じていたことを書いてしまいました。
ただ「草食系男子」という言葉ですべて片付けてしまっている今の風潮に、多少の疑問を感じていた身としては
「よくぞここまで言ってくれました!!」
という感想なのです。
彼女のコンサルティングが、世の中の手抜き女子の覚醒に少しでも役立ってくれることを願います。
おしまい