社長の行なう情報発信はファンの形成の始まり―社長の捻り出すストーリーが未来を作る―Ⅲ(おしまい)
費用がかさむわりには、効果が読みにくいのが広告宣伝。
しかし、社長の行なう情報発信というのはそれとは少し趣を異にしています。
膨大なスルーというのは、広告宣伝と同じように行なわれるのかも知れませんが、これを継続していますと、そこにそれなりに興味を持つグループに収斂されてきます。
ここで興味を持ってくれるグループは、広告宣伝で心に引っかかりを持ってくれる人たちよりもかなりコアな人たちということになります。
つまり、ファンの形成の始まりということになるのです。
しかも、彼らはこれまで接点のなかった人たちですので、それは新しいマーケットの予備軍でもあります。
尚且つ、仕組み上、相手を特定できるというメリットもあります。
情報発信というのは、ネットを使った場合、その特性として双方向性という機能が自動的についてきます。
そのため、新しいマーケットを知ることができると同時に、そこにアクセスした人たちは新しい情報提供者になる可能性も含んでいるのです。
尚且つ、一般的な広告宣伝と違い、桁違いに費用というものが掛かりません。
社長の行なう情報発信というのは、その材料を会社の歴史などから取ったとしても、このように決して後ろ向きの作業ではありません。
むしろ新しい未来と新しいマーケットを開拓していく強力なツールと言ってもいいくらいです。
しかも、これを行なうのは圧倒的に少数派ですので、始めた時点で、かなりの差別化が同時進行することになります。
そして、それを世の中に届けやすいのが、何回も述べますが、ストーリーという形なのです。
この形を整えるのに少し手間がかかることは間違いありませんので、そのお手伝いを是非させていただきたいのです。
おしまい