やはりホテルに忘れていた―威張っちゃいけねえ!未熟な自分を反省する―Ⅰ
先日のことです。
あるはずだった1冊の本がどうしても見つかりません。
散々さがした挙句、カミさんに
「また、ホテルにでも忘れたんじゃないの?」
と、指摘されました。
確かにそれも、チラッとは考えたものの、ホテルに泊まったのは1週間以上も前の話。
その後、件(くだん)の本は、身近で見かけたような気がしていたので、まさかホテルはないだろう、と思っていたのでしたが、念のためにホテルに電話してみました。
そうすると、案の定というか以外にもというか、やはりホテルに忘れていたのでした。
後日取りに行く、ということで電話切った後、これまでホテルには度々忘れものをした経験上、
「部屋を出るとき何回も確認したんだけどなぁ・・・おっかしいなぁ~?」
と自分への疑問が消えません。
そんなモヤモヤを持ちつつ、数日後ホテルに行く日がやって来ました。
その日は土曜日で、暦のお日柄が良かったのかホテルは人でごった返していました。
結婚式や会合、研修などいろいろなイベント事がいっぱい入っていたのでしょう。
私は家内とフロントに向かい、忘れ物のことを伝えました。
たぶん、こうやって取りに来ることは伝えてあったのだから、すぐ出せるようその辺に置いてあるだろう、と勝手に思っていたのです。
ちょっと待たされた後、係の女性に
「忘れ物は『お客様相談室』といって、ここ少し離れたところにございます。5分くらいお待ちいただけるでしょうか?」
と言われたのです。
次の約束との間のタイトな時間を使って取りに来ていた私は
「え、ここにはないの?」
と、ややあせりました。
つづく