様々な媒体が存在する現代社会―広告宣伝の持つ性格について改めて考える―Ⅱ

お金をかけて積極的に自社の商材を売り込むコマーシャルと、お金をかけないで第3者に自社の商材のメリットを語らせるパブリシティーは、昔から広告宣伝の代表的な手法として使われてきました。

 

この両者は、その媒体にメディアを利用するという点も共通しています。

つまり、媒体として、第3者機関である何らかのメディアの存在がなければ成立しないことになります。

 

しかも、通常それはマスメディアということになります。

広く影響力のあるマスメディアを媒体としなければ、広告宣伝というものの効果はほとんど期待できないからです。

 

つまりこのことが、パブリシティーを除く一般的な広告宣伝には、かなりの費用がかかるというネックになっている訳です。

この媒体について、他の選択肢はないものでしょうか。

 

さて、メディア以外の媒体の選択肢を考えるときに、現代は様々な技術が飛躍的に発展してきていることに思いが至ります。

それは広告宣伝においても同様のことが言えるのです。

 

まずその手法として、単なるコマーシャルやパブリシティーの他に、インターネットを通じて自社情報を発信し続けるという方法が出現しました。

まめに地道に自社の商材やサービスについて情報発信を続けて行くということは、現代の広告宣伝手法としてかなり認知されてきているのです。

 

またこの手法は、従来の広告宣伝っぽく見えないところが大きな特徴でもあります。

つまり、「無理に売り込まれている感」がないという点がその大きな特徴であり、様々な広告情報が巷に溢れた現代で、逆に「効き目」が感じられるポイントでもあるのです。

 

 

つづく