意識を「外」に向けることの意味―何倍もの結果となって還ってくる情報発信―Ⅲ(おしまい)

私が

「経営者は、常に外に向かって、自分の事業をアピールするための『何か』を仕掛けていてください。」

というと、

「内部のことが手いっぱいでそれどころじゃない。」

という社長さんがいますが、とんでもない話です。

中間管理職ならともかく、経営者は常に「外」に向かって何かしらのアクションを起こし続けていなければその存在意味がありません。

 

ときとして、組織的としてはその状況(外へ向かってのアクションを続けること)が難しくなっている場合でも、経営者だけは「双方向性への意識」を失ってはいけないのです。

内部処理だけで手いっぱいだとしたら、単なるひら管理職の肩代わりをしているに過ぎません。

 

経営者が個人レベルでも持続可能な「外」の世界との接点は、私がお勧めする様々な形での情報発信です。

このことによって我が社はその存在を示し続けることができるのです。

とはいえ、大半の経営者は、苦しいときにはここにほとんど手が回りません。

 

世の中の多くの中小企業が経営に四苦八苦している中、とにもかくにも「外」に向かって情報発信を続けている企業経営者は極めて少ないといえるでしょう。

こういうときに、意識を「外」に向けて情報発信を続けていれば、それは自然にほかとの差別化を図ることになり、やがて何倍もの成果として御社に還元されることと思います。

 

これが、私が言い続けている、経営者が「外」に意識を向けることの意味です。

経営者は常に意識を「外」に向けることを忘れないで下さい。

 

おしまい