SNSもいいけれど、むしろ肉声、肉筆のリアリティーに人々の心が動くこれからの時代Ⅱ
ラジオが、私がかねてより述べている多重的多層的情報発信の一端を担う重要な媒体の一つであることは間違いありません。
そのラジオ放送は、一体どのように事務所の販売促進或いは広告宣伝にどう貢献しているのでしょうか。
それは、おおむね次のようなことになります。
例えば、1回の放送中に、パーソナリティーが何回も口にする私の名前や会社名は、すでにかなりの延べ回数を重ねていますので、相当な頻度で、聴取者の耳に届いたことになります。
また、セミナーなどタイムリーなインフォメーションにも利用できるため、その後のお問い合わせに繋がっています。
同じく、地方紙やタウン誌など地元の紙媒体への投稿でも似たような効果が得られます。
もちろん、印刷物ですので、手紙のように「肉筆」という訳にはいきません。
しかしながら、読者が自ら手に取った(触っている)紙上から読み取るという行為そのものが、一定のコミュニケーションの濃さを演出すると考えることができます。
以前、私の職場で、毎年の年賀状にかかる手間とコストにみんなが音を上げたために、1年だけメール配信の年賀所に切り替えたことがありました。
しかしながら、この試みは1回だけで取りやめたのです。
これは、メールを届けた先から特にクレームや不満が聞かれたから、という訳ではありません。
一度試してみて、デジタルを媒体としたメールという手段と、年賀を祝う従来の日本の慣習との間に違和感を覚えたからにほかならなかったのです。
つづく