町内唯一の生き残りとして思うこと
―町の変遷と私が取り組んできたこと―15

・先端的な技術の継続的導入

・女性の労働力プラス管理力としての活用

の2点は、こちらの職場内部の問題であって、一見マーケティングとは関係のない内容のように見えるかも知れませんが、そんなことはありません。

 

「先端技術・・・」は、事務所だけの問題ではないからです。

お客様が企業内のシステムを構築される際に、私の事務所よりはるかに進んだテクノロジーを採用された場合は、事務処理能力その他に格差が生じます。

 

そうなると、こちらに対して「遅れた事務所」のイメージを与えることになり、お客様の信頼を得ることができなくなります。

そのような事態は、絶対に避けなければなりませんので、事務所では常に最先端の技術の導入が必要なのです。

これはまさにマーケティング的課題と言えましょう。

 

また「女性労働力の活用」も、事務所内部の労務管理の問題であって、マーケティングとは直接関係が無いように見えますが、これもそんなことはありません。

女性採用が増えた理由の一つに「男性の採用がままならなくなったから」と、書きました。

 

しかし、考えてみれば、私は男性の採用が可能だったとしても、私は女性の採用を下位の順位に落とすことはなかったと思います。

出産、育児など多少不利な条件はあったとしても、マーケティング的には女性の方が時代に即した対応能力が優れている場合が多いからです。

 

女性の戦力評価を「男性の補完的役割」と位置付けるのはもう古い考え方、といえるかも知れません。

女性の持つ能力や適性を積極的に評価する時代に入っているのだと思います。

 

つづく