財務諸表に表せない「隠れた企業資産」について考える―顧客に選ばれ差別化につながる唯一の手法―Ⅵ(おしまい)

今の時代、多くのライバル企業、ライバル商品のある中で、顧客に選ばれるためには、特別な「理由」が必要です。

他を差し置いて御社を選ぶだけの裏付け、「理由」が必要なのです。

 

その理由付け」に大きく背中を押してくれるのが、「隠れ企業資産」の情報なのです。

以前このことを私は「差別化」という言葉でも説明しました。

「差別化」といえば、何かもっと踏み込んだ商品力や営業サイドの戦略のようなものを考えがちですが、他社との「差別化」はこういう考え方の基でも実行できるのです。

 

むしろ、商品力や営業力で差別化を図ることが難しくなった現在、自社唯一の財産ともいえる「隠れ企業資産」をアピールしていくことの方が理にかなっているかも知れません。

なおかつ、気付いている人がまだまだ少ないという点も、ここに目をつけることのメリットと言えるのです。

 

これが、財務諸表に表れていない「隠れ企業資産」をしっかりと把握し、外に対するアピール材料として高度利用していこう、という私の考え方なのです。

その方法論までひっくるめて、コンサルティングできるのではないかと考えプログラムを作成してみました。

その効果については、現在外に向かってかなり情報発信を続けている自らの事業で、ある程度証明しているのではないか、と思っています。

有形無形の事業資産についてもう一度見直し、それを外に向かってアピールしていくという手法、かなりユニークとは思うのですが、一度検討しても面白いかも、と思っています。

 

おしまい