「知らせること」の本質的な意味について考えてみる ―税理士といえどもアウトプットが大事―Ⅰ
専門業の税理士といえども「情報発信」或いは「アウトプット」が大事、とこれまでいろいろと書いてきました。
他の一般的な事業の経営者であればなおのことです。
何故私がそんなことを言い続けるのか、その本質的な意味についてもう少し深く掘り下げてみましょう。
私はこのブログで、
― 経営者(税理士を含む)は仕事に対する思想信条、取り組むときの姿勢、考え方などを、現在経営している事業活動に投影させているはずです。その思いや日常の活動を外に向かって上手にアウトプット(情報発信)すれば、そのことそのものが事業の強力な販売促進活動になりますよ。―
と、お伝えしてきました。
これに対して
「何故そんなにアウトプットが大切なんだ。そもそも、私がどこの誰で、どんな事業をしていて、大体どんな考えなのかくらいは、知っている人はみんな知っているだろう。こっちだって、世間からどう見えているかはおおよそ見当がつくし、そんなことがそれほど重要とは思えない。」
といったご意見を持つ社長もいるかと思います。
ただしそれは、自分でもおっしゃっているように「あなたを知っている人は知っているだけ」の話です。
さらに言えばそれは「あなたが知っているあなたを知っている人たち」だけに通じる話なのです。
言葉がややこしくてすみません。
何を申し上げたいかというと、私がお勧めしたいのは、そんな狭い範囲のお話ではないということです。
もっと広い世界に、ストレートにあなたやあなたが取り組んでいる事業を売り込んでいこうよ、というお話なのです。
つづく