アウトプットの必要性とその価値について考える―インプットだけではもったいない―Ⅰ
これまで私は「情報発信」という言葉を度々使いながら、企業が培ってきた事業の歴史や現在行なっている事業内容を外に向かってアピールしてはどうですか?と、お勧めしてきましたし、これからもお勧めしようと思っています。
この「情報発信」という言葉、別の言い方をすれば「アウトプット」と言い換えることができます。
経営者は、日々色々な形でインプットを行なっています。
それは本業に関する新しい知識や技術の修得であったり、商売上での交渉経験であったり、人事的な対応であったり、係数の把握であったりと様々です。
このように、経営者は現在進行形で多様なインプットを行なっていることになります。
この現在進行形のインプットと、それまでに企業の中で蓄積された歴史風土、伝統(DNAと呼んでもいいかも知れません)のようなものが合わさって、ひとつの企業の経営者像が出来上がっていく訳です。
そうやって出来上がった経営者像が、企業そのものの方向性や新たに打ち出す様々な方針に色濃く反映されていくことは言うまでもありません。
私は経営者が持つそういったDNAや日々インプットしている様々な情報を一度きちんと整理して、事業を取り巻く様々な関係者(特に顧客)に向かってアウトプットしてみてはどうですか?とお勧めしたいと考えています。
理由はこれまで何回も申し上げてきたように単純明快です。
そのことが御社の強力な「販売促進戦略」になる、と考えられるからです。
つづく