平均的思考は捨てなさい・・・評価基準の多様性について考えるⅠ

 

 

新聞の書評に「平均的な思考は捨てなさい」という本の紹介がありました。

―アメリカで執筆された本の翻訳なのだが、今の日本のために書かれたかのような内容だ。―

という書き出しで書評は書かれていました。

 

―多くの人が、自分が「普通」でいられているか、「平均」からずれていないかをひどく気にするのが、今の社会だろう。―

と続きます。

 

面白いのは次のフレーズです。

―しかし、実は、平均的な人間は、ほとんど現実には存在しない。平均的な体形を計算で割り出しても、現実にはその体形の人をほとんど見つけることはできないとか・・・―

 

なるほど・・・こう紹介されるとそんなものかなと思います。

逆に、極めて平均的な体形の人がいたら結構変だったりして・・

 

ただ、このことは、私も実生活でかなり感じるようになっていました。

例えば、自分の家族一つを取ってみてもそれぞれ極めて個性的です。

 

ただ、人付き合いや礼儀作法など、社会生活を営む上で支障がないというだけであって、それぞれの考えや思考はかなりバラバラです。

で、私や家内はそれでよし、としてきました。

 

つづく