変わることが当たり前の時代の経営を考える―目の前に突きつけられているテーマに経営者はどう向き合うべきなのか―Ⅴ

多くの経営者が、このようなプロセスの途中で戸惑い、立ち止まっているのではないでしょうか。

いったいどうすれば打開できるのでしょうか。

 

これに対する答えはたった一つです。

「まず、やってみろ」です。

やってみないことには次のステップはまるで見えてきません。

 

何かを掴むにしろ最初の滑り出しがないことには、掴むきっかけさえ永遠にあり得ないことになります。

これは、なんでもないものすごく単純な事実なのですが、多くの経営者が実践されていないのです。

 

今回書きました7つのプロセスの中の

4、変わらなければならないことはわかっているし、どう変わればいいかのアイディアもあり、どう実行すればいいのかもなんとなくわかっているのだが実行に至っていない

から

5、変わらなければならないことはわかっているし、どう変わればいいかのアイディアもあり、どう実行すればいいのかもわかっているので試行錯誤しながら実践中である

へのステップで、極端に数がふるい落とされてしまうのです。

何故ここで極端に数が減ってしまうのでしょうか。

 

私自身、自分のことを振り返ってみればよくわかります。

私にはやらなければならないことは沢山あります。

そのアイディアも実践への道筋も見えていない訳ではありません。

 

しかし、やはり実際には手をつけていないことが多いのです。

原因というのは特にありません。

ただ怠けて手をつけていないだけなのです。

 

つづく