変わることが当たり前の時代の経営を考える―目の前に突きつけられているテーマに経営者はどう向き合うべきなのか―Ⅳ
「待ち」にしろ「願望」にしろ、いずれにしてもこちらから何のアクションも起こしていないので事態が変わることはありません。これはものすごく当たり前のことなのですが、案外ここで止まっているケースは多いのです。
これはどういうことかというと「営業」或いは「販売促進」がまるでわかっていない、といったケースです。
7段階のうちの4段階目のここで止まってしまうケースがものすごく多く、ここから次の5段階目に進む絶対数は極端に少なくなります。
つまり残り5,6,7段階とあるのですが、実際は前半の4段階が大半を占めるのです。
この境目の決定的な違いは何でしょうか。
答えは極めて単純です。
「実行するかしないか」だけです。
ただこれだけの違いなのに、この違いが何故これほど大きいのか私にもわかりません。
ここで話を原点に戻してみます。
上記で番号を振った1番から7番までは
―時代背景が変わってしまって事業業績が頭打ちである。
それどころか下降の一途をたどっている。
そこで「経営革新」の必要性があることはわかっている。
「経営革新」というのは当然今より良くなる状態を目指すわけだから、何か新しいことにチャレンジしなければならない。
長年、このことについては悩んできているのでボンヤリとではあるが、どんなことをしたらいいのかどんな風にすればいいのかは考えている。
しかし、具体的に手をつけるとなるとよくわからない。
どうしたらいいだろうか・・・―
という現状をできていない順番に1番から7番まで振り分けたものでした。
つづく