市場(顧客)を基点に、マーケティングの2面性を考えてみるⅡ
さて、市場(顧客)のニーズがそう(変化が激しく要求が細かい)である限り、商品やサービスを提供する側は、それに応えられるように常に努力をしなければなりません。
その「努力」が、昔に比べて相当要求されるのが現代のビジネスなのです。
その「努力」をどんな方向性でどうやればいいのか、といったことを追求するのがマーケティングと言っていいのかも知れません。
さて、このマーケティングには順番があって、「市場(顧客)のニーズに応える」というアクションを起こす前に「市場(顧客)のニーズを知る」必要があります。
どんなニーズがあるのかを知らなければ応えようがないからです。
それでは、「市場(顧客)のニーズを知る」にはどうしたらいいのでしょうか。
市場ニーズを知るには様々な手法があって、直接聞く(ヒアリング)、アンケートを取る、統計データを見る(売上品目別とか)、メディアの情報を参考にする、流行っていそうなものを街でウォッチングする、など多種多彩です。
この中で最もストレートな方法は「市場(顧客)に聞く」ということです。
「どんなものが欲しいですか。どんなものを必要としていますか。」と、こちらから聞く訳です。
とはいえ、実際にヒアリングやアンケートをわざわざ実施することが、普段行なわれている訳ではありません。
特に中小企業の場合、これらをあえて実行するということはまずないでしょう。
つづく