女性経営者に期待する―経営学の世界でも注目する女性のリーダー像―Ⅰ
先日、「経営と家事の共通項を考える―ついでに違いも考える―」というテ-マで、このブログを書かせてもらった。
そのとき、
「家事を段取りよくこなせる女性の方が、男性よりもむしろ経営者に向いているのではないか。」
と書いた。
自分で家事をやってみての感想である。
そんなことを考えていたら、最近読んだ本に、そんな私の思いに符合するような面白い学説がいろいろと紹介されていた。
それは、近年の経営学における諸学説であった。
紹介されていたのは「ビジネススクールでは学べない世界最先端の経営学」(入山章栄著、日経BP社)という本である。
本屋をプラプラっと歩いているとき、その背表紙が何故か気になって購入したものだ。
その中に「ダイバーシティー」という言葉が登場する。
「ダイバーシティー」というのは「人の多様性」ということらしい。
で、「ダイバーシティー経営」は
「女性・外国人などを積極的に登用することで、組織の活性化・企業価値の向上を図る」
という意味で使われている。
その多様性に触れられていた中の、特に「女性登用」について取り上げられていたのである。
本の中では女性リーダーの前に、働く女性のハンディキャップ、適性などについて触れられていた。
つづく