メディア化戦略とブランディングⅢ
ここで述べられている
―総合プレゼン能力を備え、それを発信できるクリエイティブな企業であれ。―
というのは、かなり高いハードルである。
今の日本においては、中小企業に限らず多くの大企業においても、このハードルはクリアできていない。
その点について次のように述べられている。
― そのようなクリエイティブ企業の自信を裏打ちするものは、会社のビジョンだと思います。
今、日本企業の多くはこの自信に欠け、ソーシャルメディア・マーケティングを誤解し、(中略)細かくコントロールしたがりますが、本当に大切なものはその企業のビジョンです。(中略)
今のままでは多くの日本企業が行なうマーケティングは市場を創出できないでしょう。―
確かにソーシャルメディア・マーケティングを駆使しようと思っても、次々と新しい技術やコンセプトが登場するので、どうしてもテクニカルな対応に走りがちになる。
私自身を振り返っても、そうならざるをない側面があるのだ。
何故「会社のビジョン」が必要なのか、何故それがないと市場を創出できないのか、これは極めて大切な指摘である。
その理由について、この後、明確に述べられている。
つづく