ビジネスモデルの革新Ⅴ
HPや事務所案内の話は別にしても、他の産業が普通にやっていることで私の業界(会計人の)では全く手が付けられていないことはいろいろあった。
広告宣伝の類(たぐい)はその最たるものであろう。
そもそも業界全体に「販売促進」という考え方がほとんどないから、当たり前といえば当たり前の話だったのだが・・・・
「広告宣伝の禁止」という業界の自主規制が存在したということはあったとしても、当の税理士側にも積極的に自分を売り込もうという姿勢はほとんど見られなかったのである。
ましてや、販売促進策としての広告宣伝など思いつきもしなかったのであろう。
業界という切り口で言えば、我々会計人の業界はどちらかといえば閉鎖的で、進んで情報発信をするという雰囲気ではなかった。
その点は今でも基本的にあまり変わっていない。
数年前、業界内の一部で「対外広報部」的なものが発案され発足したが、私の目から見れば、その後そのコンセプトもやや失速気味である。
業界内での理解も得られたとは言い難い状況だ。
我々の業界(税理士の)も、情報発信の重要性が理解され、あの手この手で行なわれている他の業界をもっと参考にするべきであろうと思う。
つづく