ビジネスモデルの革新Ⅵ

ビジネスモデルの転換ということで言えば、ほぼすべての業種に共通するであろう方法論に「情報発信の仕方」があるのではないかと思っている。

この情報発信に関する方法論は格段に変化してきている。

 

同じ商材を取り扱っているのであれば、

「競争相手よりより多くの顧客候補に、自らがその商材が提供できることを知らしめたい。」

というのがビジネスの鉄則であろう。

 

つまり、より大きな分母を作りたいのだ。

その方がより選んでもらえる可能性が高くなるからである。

 

この際の「顧客候補」というのは、自分にとってまだ出会っていないいわば潜在的市場といってもいい。

この潜在的市場にこちらが存在していることを知らしめなければならない。

 

これまでは、この潜在的市場にこちらの存在を知らしめるためにはマスメディアを使うのが最も有効であった。

マスメディアを通じた広告宣伝という手段を使って知らしめていたのである。

 

ただ、このマスメディアというのはその利用コストが極めて高額であった。

紙媒体(新聞、雑誌等)にしても電波媒体(テレビ、ラジオ等)にしても、掲載や放送の料金は高額である。

従って、どうしても資本力のある大企業に有利だったのだ。

 

 

つづく