ビジネスモデルの革新Ⅳ
例えば、私の業界で言えば、HP(ホームページ)を持っている事務所はまだまだ少ない。(おそらく全体の5割以下)
また、紙もので言えば、一般企業では当前準備されている「会社案内」に当たるところの「事務所案内」といったパンフレットを作成している事務所はもっと少ない。
これなどは、「他産業のビジネスモデルを云々」というよりは、当たり前のことが成されていなかったに過ぎない例、といえるだろう。
このレベルを含めて、他の産業を参考にすべきでは?という視点から発見できることはかなり多いのではないか、と思うのである。
私は、自分の事務所を持った時に、他の一般法人だったら当然持っている会社案内の類(たぐい)がないのはおかしいと思っていたのですぐに作った。
その際、知り合いの事務所できちんとしたものを持っているところは全くなかったので、コンセプトやコピーはすべて自分で考えて、全体のビジュアル制作はプロのグラフィックデザイナー頼んだのである。
HPについては、その実態がほとんど理解できぬままに、誰に進められたわけでもなく、自らの意思で若い職員に作らせた。
直観で「これは使えるパーソナルメディアになるぞ!」と思ったからだ。
つづく