肩書を考える ―自信のある人とは―Ⅱ

ただ、案の定というかやはりというか、上記のような老人には悲しい結果が待っている。

宗氏は次のように書いていた。

― しかし、ご本人は知らないかもしれませんが、老人ホーム経営している友人の話によると

「元社長の名刺を持つ老人はだいたいつまらない人で老人ホームでは人気がない」

と言うのです。―

まあ、そうなるわなあ、と納得がいく。

 

で、私はどうなりたいかというと上記のような爺さんにはなりたくない。

愉快でハッピーに過ごしたい。

 

まあ、もともと上場企業の社長でも何でもないから、そんなに心配しなくてもいいのだろうけど、税理士のような資格業も似たような結果になりかねない危険をはらんでいる

 

いわゆる「先生業」という奴は、本人の努力で獲得するものであって、人事の果てに手に入れるものではない。

しかし、資格を取った後はチヤホヤされる場面も少なくない。

中には勘違いする御仁も出てこないとは言えないのである。

 

更に、業界内での人事という奴もある。企業内ほどシビアでなくても、その拘りは相当なものである。

当然、トップへと登りつめた人は上記のような悲しい状況に陥らないとも限らない。

気をつけなければならないのだ。

 

 つづく