肩書を考える ―自信のある人とは―Ⅰ
毎週配信されてくるメルマガに面白いコラムがあった。
書き手は中国人元実業家の宋文洲氏である。
タイトルは「自身のある人とは」である。それは以下のような書き出しであった。
― 富裕層向けの老人ホームを経営している友人から聞きましたが、老人ホームに入居しても大手企業の社長を経験した老人たちの多くは「○○元社長」の名刺を持つと言うのです。
老人ホームの活動の中の自己紹介も「○○元社長の□□です」と言うそうです。―
なんだか悲しい男の性(さが)である。
ただこれは、私自身も、向き合い考えてきたそれなりに大きなテーマである。
「肩書」の背景には必ず「人事」というものがある。
人事に対する男社会の関心の深さは滑稽なくらいである。
このテーマについても私は何回かこのブログで書いてきた。
人事というのは、人がそれまで関わってきたビジネス社会における成績表みたいなものなのであろうか。
ほぼ男中心の、日本におけるビジネス社会では、肩書というものは人事を勝ち得てきた勲章みたいなものなのだろう。
なんだか他人事みたいな書き方をしているが、何回も書いてきたように私は人事に対する興味がほとんどない。
そういう意味では私のマインドは女性的なのかも知れない。
というより、独立系マインドなのだろうと思う。(いい意味でも悪い意味でも)
つづく