判断基準について改めて考えるⅠ
先日久しぶりに会計ソフトの提案を受けた。
提案と言っても、先方にとっては営業に他ならない。
その話を聞きながら、何ともいえない違和感を覚えたので、
「この違和感はいったいなんなのだろう?」
と考えてみた。
そうすると
「ああ、そうか!」
と、思い当たったのである。
それは、今回受けた営業トークの中身が「損得」に終始していたからではないか、と思ったのだ。
「今お使いになっているソフトだと、1回の処理に○○円かかりますけど、こちらのものですと○○円で済みますよ。いかがですか?」
私は
「ああ、そうなんだ…」
と生返事。
そうすると
「どこどこの先生は、ご自分で入力されながら『ああ、これは安くていい。』とおっしゃっています。」
と、畳みかける。
そこで私は
「えっ、その先生は自分で入力をしているんですか? 私はずいぶん以前から入力したことがないので、そこの感覚わからないなあ。」
と答えた。
「それと、1入力につき何円安いとか高いとかあんまり興味ないんだよね。それってインプットの話でしょ。私の立場では、正直言ってアウトプットから先のことしか感心がないんだ。」
つづく