マーケティングの基本を考えるⅡ
ここではそういった限定的なマーケティングや極めて特殊なケースはさておいて、一般的に販売される商材やサービスについて考えてみたい。
一般的な市場で取引されるごく普通の商材やサービスが、他を差し置いて顧客に選ばれるには、マーケティング的アプローチが不可欠である。
多くの同業者が取り扱う、似たような商材やサービスに埋没してしまわないためには、的確なマーケティング戦略に裏打ちされた販売促進などの仕掛けが必要なのは言うまでもないことなのである。
また一般的とまでは言えないが、世の中のある部分においては必ず必要とされる特殊な商材やサービスも、それを取り扱っているという情報をできるだけ有効な手段で市場に知らしめねばならない、という意味で、やはりマーケティングが必要である。
さて、その「顧客ニーズ」にはどういった種類や特徴があるのだろうか。
ここを改めて見直し分析することによって、マーケティングの原点について考えてみたい。
今回は4段階に分類して考えてみようと思う。
この分類では前段の2段階が「顕在化しているニーズ」。
後段の2段階が「潜在的なニーズ」として分析を試みることにする。
つづく