常識破りの功罪 ―会計人の業界を参考に考える―Ⅱ

先日、そのときのメンバーが京都に集まってささやかなOB会を開いた。

テキストを作成した時の会計人グループの大きな会議が関西で行なわれた流れでの集まりだった。

私はその会議には参加していなかったので、OB会参加のためだけに鹿児島から出かけて行ったのである。

 

当時、我々が力を注いだテキストは、その後のテキスト作成においてもプロトタイプとなって、そのコンセプトは引き継がれていったらしい。

みんなの情報によれば、その基本的な骨組みはいまだに大きく変わっていないとのことであった。

 

とはいえ、あれからもう随分年月も経っている。

経営を取り巻く時代背景なども大きく変わったはずだ。

 

できれば、またあのときのようなエネルギーで、次の世代に新しいコンセプトを打ち出して欲しいものである。

経営者にとってだけでなく我々にもその必要性があるだろうと思う。

 

「今の若手が次のコンセプトを打ち出せないんだったら、新しいテキスト、また俺たちで作ろうぜ。」

などと、気炎を上げて古都におけるOB会は大いに盛り上がったのである。

 

 

 

つづく