親の愛というものⅡ

―「親を重たいと感じる時」をテーマにした投稿には、母親の不満を聞かされ続ける娘たちの声が目立ちます。

子どもには大きな精神的負担となっているようです。―

という書き出しで記事は始まる。

 

ここにいう母の不満といのは、そのほとんどが夫に対するものでありそれが圧倒的に多い。

つまり、娘にとっては父親の悪口をずっと聞かされるわけで、このことが長期化すれば、娘にとってはたまったもんではないだろう。

で、実際長期化していることが多いのだ。

 

娘が反抗期なりで、父親に反発を感じるのは普通に起こることである。

しかしそれが、母親の気持ちと同調するかどうかはまた別の話であろう。

反抗期は時間が経てば卒業するが、母親の夫に対する悪口は延々と続く。

 

これは読売新聞の特集にコメントを寄せたカウンセラーによれば

― 母は「こんなひどい目に遭っている」と訴えることで、娘が自分の味方となるようにコントロールする。

「母に満たされない思いがあり、娘を通して解消しようとする典型的なパターン」―

ということらしい。

 

 

 

つづく