ジタバタしてはいかんのだ!!―そんな君から~♬・・女心はわからない―Ⅲ(おしまい)
まあ退屈だけはしなかったわ
さだまさしの歌の歌詞から、彼の恋愛経験を想像して、自分のそれに重ね合わせてみた私。
まあ、思い起こしてみればいろいろあったなあ・・の青春時代だったわけで・・・
さて、そんなドタバタ恋愛を経験したあと今のカミさんと結婚して、約40年別れることもなく(というより捨てられることもなく)続いている。
私のキャラを考えたら、ひょっとしたら奇跡のような話かも知れない。
途中カミさんは、私には相当あきれたようで、「こんな人とは思わなかった。」と、何回か言われた。
一方で「あなたと結婚して、少なくとも退屈はしなかったわ。」とも言われた。
後者のセリフとても、皮肉たっぷりで、決して褒めているわけではなさそうだ。
とはいえ、結婚生活は続いているので、今のところ完璧にあきれられたということもなさそうである。
心で泣きながらも・・・
ダメとなったら女性は、例え大人しそうに見える人でも(むしろそう見えるほど)、スパッと切り捨てることのできる動物である。
それに対して、男はそこの割切りが不得意である。
私がここまで生きてきて、多少なりとも我が人生で学んだのは、そういうとき決してジタバタしてはいけないということであった。
無理をしてでも毅然としているように見せなくてはならない。
心の中で泣きながらも
「こんなことなどなんでもない。俺には全く別の人生の目的があるんだ。」
といったような顔をしていなければならないのだ。
そして、実際そこに向かって、それまでの意識を変え、行動を起こしていくしかないのである。
これまでとは違う自分を作っていくしかない
つまり、彼女が嫌った自分を変えることもせず、現在の延長線上で多少反省なりして見せたところで、二人の仲を修復することは不可能なのである。
そう、これまでとは違う自分を作っていくしかないのだ。
もちろん、そうしたからといって、そのことが「寄りを戻す」という意味で、効果があるかどうかは保証の限りではない。
一度、そこのこだわりから離れる必要があるということである。
まあ、結局ダメだったとしても、なんとか過去を吹っ切って前に進む助けにはなるだろう。
その失恋をバネに自分を成長させることができればそれでいいじゃないか、ということなのだ。
そうこうしていたら、また新しい女の子と付き合えるかも知れない次のステージに行ける可能性が出てくるのだ。
やや、ほろ苦さは残りながらも、新たな世界は自分を救ってくれるだろう。
そう信じて、我々男どもも「切り替え」が上手にできるようになるしかないのである。
カッコだけつけても駄目よダメダメ
おしまい