際物(きわもの)ではなかってコンテンツ―「ワイルドネス クッキング」に挑戦!・・しようかと思って―Ⅱ
近頃、ユーチューブですっかりはまってしまった「ワイルドネス クッキング」というコンテンツの動画。
身長180cm以上、体重はゆうに100キロはありそうな中年のごっつい親父が、ひたすら屋外でワイルドな食事を作るというものである。
しかも舞台は、あまり日本人にはなじみのないアゼルバイジャンというロシアの隣りにある内陸国家。
その山あいの一画に彼の住む村はあるらしく、彼の家の庭と思しき屋外でひたすら料理を作り続けるのだ。
「屋外で料理」とはどういうことかというと、直接地面で火をたくこともあれば、庭にしつらえられたかまどやピザ窯のようながっしりとした感じの「装置」を使うこともある。
とても風光明媚な場所で、空気も澄んでいるらしく、遠くの山々もくっきりと緑鮮やかに浮かび上がっている。
水については、庭先にきれいな湧水が溢れ出ていてそこで料理用の水を汲んだり食べ物を洗ったりしているのだ。
つまり、煮炊き用の火も水も、ガスや水道といった近代的な設備を使うことは一切しない。
一見、すべてが素朴な画面に見えるが、アングルやコマ割りは結構きちんと計算されていて、カメラのこっち側に優れたスッタフがいることがうかがい知れる。
バックに流れる音楽も、静かなやや憂いを帯びた感じの音色のものが多く、全体の構成とよく合っている。
私はこのコンテンツは、おそらく「際物(きわもの)」の部類だろうと思っていたのだが、実はそうでもないことがあとでわかった。
というのは、番組の途中の回だが、このコンテンツのというか料理を作る彼のファンと思しき人たちが集まるイベントがあったのだ。
おそらく、世界中のいろいろな国からやってきたと思われる老若男女が、彼を囲んで実に楽しそうな夕餉が開かれたのだ。
アゼルバイジャンといえば、それほど便利なところでもないだろうから、こうやって集まった人たちはかなりのファンということだろう。
まあ私があれこれ書くよりも、その画面を直接観てもらった方が早いかも知れない。
はまれば、なかなか面白いコンテンツだと思う。
と、ここまでそのユーチューブチャンネルについていろいろ書いてきたが、実は今回はそのことが本筋の言いたいことではない。
これを観ていて、私はささやかな行動を起こしたのである。
ここではちょっとアップにできないような
すごい料理の連続です。
つづく