仕事に柔軟に対応できる人材であれば、誰であれOK!―職場の風通しの良さと柔軟性(フレキシビリティ)について―Ⅳ(おしまい)
コンピュータの持つ演算能力は、我々の日常業務との相性が極めて良かったため、PCの小型化、処理能力の向上等にともなって、瞬く間に業界内に普及しました。
さらに、少し遅れて、ネット環境が整ってくるのに応じて、情報のやり取りという機能も大いに使えるようになったのです。
この日常業務のスピード化省力化が進むと同時に、大量の情報交換が可能になったことにより、提供するサービスも単なる「処理型」では顧客の満足度を得られなくなります。
顧客の満足を得るためには、さらなる業務のレベルアップが必要な時代になってきたのです。
というような背景があって、顧客に提供する仕事の内容が「提案型」にシフトする道筋が自然に出来上がってきました。
そのため、従来の「処理型」に慣れきった古い人材は、この仕事のコンセプトの大きな変化に、なかなかついてこられなくなったのです。
逆に若い人材は、PCの操作について抵抗がなかったばかりでなく、その能力をフルに活用した「提案型」の仕事でなければ、やりがいも感じられなくなってきています。
ここにおけるパラダイムチェンジが、世代間の逆転という現象を自然な形であと押ししたのです。
社内では、顧客に提供しているメインの会計ソフトと同じものを使用し、会計経理業務を処理しています。
これは、社員の給与計算ソフトと連動し、給与明細は紙での印刷をやめ、各人のスマホに送付するように設定されています。
また、社内の文書管理についても、それに対応したシステムを導入し、できる限り紙による書類の保存、管理を減らしています。
社員の出退勤は、ワンタッチで記録されるタイプのシステム導入によって、先述の給与計算とも連動し、省力化が図られています。
この辺の細かい管理業務については、女性の得意分野でもあるので、パートを含めて役割分担を決め、それぞれの仕事に当たってもらっています。
こういった新しいシステムについては、導入時の抵抗の少なさも、その後使いこなすまでの速さも、女性の方が柔軟でスムーズなように見えます。
私の職場は、つまるところ男女、年齢などによる区別や差別といったものは、全くつけておらず、かなり風通しの良い状況にあると思います。
仕事に対して、柔軟に対応できる人材であれば、誰であれそれなりに処遇するということです。
さて、いろいろ書いてきましたが、経営者の中に
「なんだか面白そうな事務所だぞ。」
と、思われた方がいらしたら、ぜひ一度ご連絡いただけませんか。
接触してみれば、かなりエキサイティングな展開が期待できると思いますよ。
さらに、最後にこのブログで言いたいのは
「男女問わず、年齢に関係なくとても働きやすい職場ですよ。一緒に働きませんか。」
ということです。
おそらく、私たちの専門領域で実力を発揮したい、顧客に高度なサービスを提供してみたい、と思う人たちにとっては、大いにやりがいのある職場ですので、ぜひ声をかけてみてください。
怪しい税理士かも知れませんが・・・
おしまい