「処理型の仕事」から「提案型の仕事」へ変化―職場の風通しの良さと柔軟性(フレキシビリティ)について―Ⅱ
今回のブログは、4月5日の続きです。
4月6日が誕生日だったので、その日から3日間は、そのこと(年齢のことなど)について書いてみました。
あいだが3日間空きましたが、今日から、また事務所経営について、皆さんにお知らせしたいことを書きますのでよろしくお願いします。
さて、事務所のメイン業務ともいえる監査担当に、女性の登用を迷わなかったこと、経営幹部に女性税理士を抜擢したことなどによって、私の事務所は男女雇用機会均等ということについては極めてフラットな職場だと思います。
仕事の中身によっては、むしろ女性の方が男性社員をリードしていく場面も見られるようになりました。
諸外国からは、日本はいまだに女性の社会進出の度合いや割合いが遅れていると言われ、国内的にもフェミニストをはじめとしたリベラル系の人たちからの突き上げも激しいようです。
しかし、自分の職場を見ている限りそのような差別や格差というものを感じることはありません。
むしろ、彼女たちがあまりにしっかりしているので、わが社の男性陣は、少々肩身の狭さを感じているくらいです。
また、それくらいでちょうどいい、と私は思っています。
さらに言えば、年齢的な区別も取り去りました。
父の時代は、なんとなく年功序列で事務所内のポジションが決まるといった、従来の日本型に近いタイプの職場でした。
私の代になっても、当初はそのキャリア(ほぼ彼らの年齢と比例)に応じて役職も決めていました。
しかし、やがて、仕事の内容が大きく変化してきました。
税務会計における専門的な知識やノウハウをお伝えしていく、という点では基本的に変わらないのですが、それにプラスして経営そのものをご支援するという役割が必要になってきたのです。
つまり、税務会計をコアとして周辺業務を取り込んでいくということ、即ち業務範囲を拡大していくことになるのです。
それは、従来提供してきた「処理型の仕事」から「提案型の仕事」に変化してきたことを意味します。
また、その「処理の仕方」そのものや「提案の仕方」といった方法論もずいぶん変化してきました。
この上記の「方法論の変化」ということが、世代交代を一気に進めた、と言っても過言ではありません。
「方法論の変化」というのは即ち、駆使する「道具(ツール)」が変わってきたということを意味します。
提案型へ、今日もみんなで考える。
つづく