企業経営が難しくなり税務会計処理支援だけでは不充分―我々の仕事はどう変化していくのか?「これまで」と「これから」を考える―Ⅹ

20世紀末から21世紀にかけて、コンピュータが大きく進化したことで、世の中のビジネス事情は、ほとんど革命的と言えるほど変化しました。

40年ほど昔、大学を出てこの業界に入った初め、算盤を使って仕事をさせられてときは「俺はこの仕事は無理かも・・・」と思ったものでした。(もちろん、算盤がだめだ、と言っているわけではありません。)

 

その後、PCが普及して、いち早く私の業界でも取り入れ始めたとき、正直言ってホッとしたことを覚えています。

ずっと手計算でやらなければならない仕事であれば、私にはまったく向いていないと思ったからです。

 

ただ、業界として取り入れたのは早かったと思いますが、そのことによって、仕事の「内容」を革命的に変化させるところまではいきませんでした。

それは、私が思うに、処理マシーンとしての機能部分のみを取り入れて、ネットの機能を使いこなすところまで行っていなかったからだと思います。

 

近年ようやく、ネット機能を駆使した情報交換機能領域まで利用できるようになりましたが、その出足は様々なほかの業界に比べて遅かったように思います。

まあともかく、「How、やり方(方法)」が大きく進化したのですから、「やること(内容)」を充実させていかなければなりません。

 

とはいえ、ここで注意しなければならないのは、「やり方(方法)」が進化したから、やむを得ず「やること(内容)」を充実させる、ということではない、ということです。

そもそも、「やること(内容)」は、「やり方(方法)」が進歩しようがしまいが、充実させる必要があったのです。

 

というのは、顧客である中小企業の置かれている状況が、20世紀とは大きく異なってきたからにほかなりません。

企業経営が格段に難しくなり、税務会計の処理支援だけでは、充分とは言えなくなったからです。

 

私はそのことは、ずいぶん前から感じていたのですが、こちらの業界に特別な打ち手はないようでした。

コンサルティング的なサービスを提供していかなければ、という機運は途中盛り上がりかけたけれど、そのほとんどが挫折したと聞いています。

 

理由は簡単で、そもそもその気質に欠けていた、ということと、道具が十分でなかったということだと思います。

しかし今、道具(PC)はそろいました。

ソフトも充実し、「How、やり方(方法)」の準備は整っているのです。

 

中小企業支援はいろいろ

 

つづく